今日はお金の勉強として、NISAと積立NISAの違いをざっくり説明します。
積立ニーサ?ニーサ?、それはナンナノ?呪文?
ネットでちょっと調べたけど専門用語とか出てきて、初心者には理解がきついよ…
NISAも積立NISAも税金を優遇してくれる制度のことだよ。
最近、投資系の情報はネット上に豊富にあふれているけど興味がない人にはちょっときついよね。
ということで、今回はざっくり制度を知ってもらおうと思ってこの記事でそれぞれ分かりやすく解説するよ!
最近は、投資を紹介されている方も多く、いろんな情報が様々な手法で入手できるようになってきてます。ただ、そこに書かれていることは専門用語とか出てきて、ちょっと理解が追いつかない…ってなりませんか?
今回は、難しい言葉を一切抜きにして、取っ掛かりとしていろんな人に知ってもらうべく超ざっくり解説を行います。
ざっくり解説でなるほどなってなったら専門用語が書かれている記事で勉強してみてください。
NISA(ニーサ)とは
投資で得た利益の税金は取りませんよという制度です。
NISAにはNISA(一般NISA)と積立NISAとジュニアNISAが存在します。
今回はNISA(一般NISA)と積立NISAについて解説します。
ん?税金?どういうこと?
通常、投資で得た利益に対して20.315%の税金がかかるんだ!
せっかく得た利益だから、税金を引かれず全部受け取りたいよね?
なるほど!もちろん税金はないにこしたことはないね!
じゃあNISA口座で投資すればいいってことだね!
税金さんさよならー笑
当然だけど、何から何まで税金免除ってわけじゃないんだ。
ちゃんと条件があるからそれも知っておいてね。
一般NISAの条件
税金を取られない取られない投資金額
…年間120万円(最高600万円=120万×5年間)まで
税金を取られない投資期間
…5年間(最長10年間※1)
投資できる商品
…認められた国内・海外株式(〇〇社の株とか)、投資信託、ETF
買い方
…自由。積立購入でも、1株買いとか、今日・明日の連続買いでもOK。
※1:ロールオーバーという制度を利用すると最長で10年間非課税にすることも可能。ちょっとむずかしいので、ややこしいと思う人は読み飛ばしてください。
ロールオーバーとはNISA口座で5年間所有した後に、5年経過の翌年の新規のNISA枠を使って追加で5年間延長できるという制度です。通常5年経過後は課税口座に移動されますが、手続きをすると6年目のNISA枠に1年目で購入したものを移動できるという制度です(新規購入枠を使うので、ロールオーバーすると新規購入枠がなくなるため注意が必要です)。
(参考)2024年に一般NISAが改正になり新NISAとなります。
新NISAでは投資金額が年間122万円になって内20万円が積み立て購入のみ、残り102万円が自由に買付できる制度に変わります。その他は現NISAと同じです。
なるほど!
一般NISAはの株とか投資信託が自由に買えるんだね!
120万円分だったら税金がかからないってわけね!
そうそう!
株とかを自由に売買したいって人は一般NISAを選ぶと良いかも。
積立NISAの条件
税金を取られない投資金額
…年間40万円(最高800万円=40万×20年間)まで
税金を取られない投資期間
…20年間
投資できる商品
…国が認めた少額・長期・分散投資できる投資信託やETFのみ
買い方
…積立購入のみ。
積立NISAは積立で買うことが前提で年間40万円だけど20年という長期で投資できるんだね!合計800万円分投資できるからこっちの方がお得だね。
国が認めたやつしかだめってことは、国が認めた○○社の株も積立で買えるの?
〇〇社の株は買えないよ。
国が認めた超優良の投資信託とかETF(投資信託みたいなもの)だけだよ。
お得かどうかはどう投資していくかによって決まるから、株を自由に買いたいって人にはおすすめ出来ないよ。
積立NISAで投資できるのは手数料が安くてギャンブル性が低い投資信託が対象になっているから、投資初心者は少額からの取引に慣れるっていう意味でも積立NISAからはじめればいいと思うよ。
じゃあ一般NISAと積立NISAのどっちも持っておいて、積立投資しながら普通の株に投資していこうかな??
残念!
それは出来ないんだ。
一般NISAと積立NISAはどちらか1口座だけなんだよ。
注意点を次で解説するね。
一般NISAと積立NISAの注意点・疑問解消
- 一般NISA/積立NISAはどちらか1口座のみ
- 一人につき1口座までしか持つことが出来ません(同時に両方を持つことは出来ない)
- 一般NISA/積立NISAは変更が可能
- 最初は一般NISAであとから積立NISAに変更したいなど途中で変更は可能です。
- 年ごとに切り替わるので、変更タイミングは年一回だけです。
- 投資できる金額が余っても次の年に繰り越せない
- 毎年1月からスタートして翌12月までの合計金額で一年間の投資金額となります。上限金額は毎年一定のため繰り越せないし、逆にオーバーした分は課税口座で購入することになります。
- 税金がかからない期間が過ぎたら、税金がかかる口座に自動的に移動される
- 証券口座開設時に必ず作る課税口座へ自動的に移動されます(移行したら税金がかかる)。
- NISA口座で買えるものは新規で購入するもののみ
- 別の課税口座で持っている株をNISA口座に移動することは出来ない。
<番外の注意点>
↓の注意点を気にされる方はもはや初心者の領域を超えていると思いますので専門用語を使います。
- 損益通算が出来ない
- (一応初心者向けに解説)課税の対象となるのは利益(売ったときの金額ー買った金額)です。ただし、NISA口座はもともと課税ではないため、課税口座の利益に対して課税されます。何のこと?って方は↓の例を参照してみてイメージを沸かせてみてください。
課税口座A株:+10万円+課税口座B株:−10万円=課税対象利益0円(実際の利益=0円)→税金0×20.315%
課税口座A株:+10万円+NISA口座B株:−10万円=課税対象利益10万円(実際の利益=0円)→税金10万円×20.315%
売るときは?
税金がかからないのはよーくわかりました。
投資していて売りたくなったらどうすればいいの?
何か制限とか注意とかある?
お金が必要になったらいつでも売ってOKだよ。
特に制限はないよ。
だけど注意点はあるので、一応覚えておいて。
- NISAも積み立てNISAも売るときはいつでもOK。
- お金が必要な時、利益を確定したい時は特に制限なく売ってもOKです。
- 売ってもその年の非課税投資金額は回復しない。
- NISA口座で上限まで投資した後に、追加で買い直してくても不可能です。一旦売ってもNISA枠は回復しません。
なるほどね!
カウントされる金額ってのは、その年に買った金額が合計された金額のみなんだね。売ってもその年の投資枠は回復しないってことは理解した!!
一般NISA/積立NISAはどんな人におすすめか
基本的にどんな人でもオススメです。
節税アイテムなので、投資を行う人は必ず使った方がいいです。
一般NISAがおすすめな人
- 株や投資信託などなどの売買を自由にやりたい人
- 一年間に投資する金額が多い人
個人的には、一般NISAは投資ド素人というよりもある程度知識がついている人向けかなと思います。ただ、投資目的があると思うので、その目的に最適だと思えば問題ないです。
積立NISAがおすすめな人
- 投資初心者
- 積立で少額からコツコツ投資していきたいと思う人
投資初心者には断然積立NISAをおすすめします。国が認めた超優良な投資商品しか買えないので、致命的な失敗を投資ですることは無いかなと思います。
ちょんすは積立NISAを作りました!
毎月コツコツと積み立ててます。
わしも一般NISAから積み立てNISAに乗り換えて運用してます。
自分の投資スタイルに合わせてうまく制度を利用できるといいですね。
結論:NISA口座は利用すべし!
結論、NISA口座は万人が利用すべし!!
以上ざっくり解説のため、言葉の正確性・詳細の抜け等ありますが、気になった方は金融庁のHPで詳細を調べる様にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
NISAという制度は国が作ってくれた税金優遇制度です。
国が我々に税金取らないから投資してね。自分で資産を増やす努力をしてね。ってメッセージを送っているのではないかなと思っています(完全に個人的な意見です笑)
投資に興味があるけど、何が何やらって方は下の記事も是非!
一般NISAも積み立てNISAも節税対策に必須のものです。
知っていればお得になるし、知らなければただ搾取されるだけです。
資産を増やすことも大事ですが、そのためには知識をしっかりつけることも大事ですね!
株式投資はリスクがつきものです。
そのため、あくまで投資は自己責任です。誰のせいにも出来ないし、自分以外に決定権はありません。
自分のリスク許容度(どのくらい資産がなくなっても平然を保てるか)を理解して、無理のない範囲で投資しましょう。
知識や情報は至るところに転がっている。
噂話に流されず目的と信念を持った資産運用をしていきましょう!
今後も同様のざっくり解説をやっていく予定です。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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